「通し営業」スタイルについて
「通し営業」スタイルについて
By Owner-003
若いころ、世の中の店の一般的なランチ時間、11時半〜14時(ラストオーダー13:30)に食事をとるのが難しかった。
その時間を外すと選択肢は、
チェーン店のうどん店、喫茶店のサンドウィッチ、カレーライス、オムライスのどれか…。
単品で簡単に完結するものしかなくなる。
会社を立ち上げて、仕事に夢中になってランチ時間を過ぎると、選択肢にラーメンが加わったくらい。
ランチは、11時半から13時半までに店に入らないと食べ損ねるというイメージがますます強くなり、東京出張の際には、ランチを15時までやっている店を見つけると嬉しくなってしまっていた。
最後は弁当を持っていくか、買うか。
人のぬくもりを感じながらの食事は、時間的に制限されてしまうイメージ。
店を始めるコロナ前は、ほぼ毎年イタリアに行っていた。
妹がローマにいたので、宿泊先を何も考えずに行けるのが気軽だった。
あるとき、妹が気に入って最近通いだしたという店に連れて行ってくれた。
その店の名前は RETROBOTTEGA。
当時はお昼ごろオープンし、閉店まで通し営業、予約なし、ウォークインのみという営業スタイル。
「なんて素敵なんだ!思い立ったときに行けて、いつでもおいしいものが食べられる!」と感激した。
写真は一番初めに行った時のもの。今はモダンに改装されています。

現在Googleマップで確認すると、RETROBOTTEGAの営業時間は朝8:30〜23:30までの営業時間になっている!
最高じゃないですか!
朝から晩まで、きちんとしたものが食べられる店を、自分が必要としていた。
だからPASTA+も、この営業スタイルにしています。
もちろんキッチンには負担がかかるし、人も必要なので、経営的には非効率かもしれません。
でも、このスタイルだからこそ通ってくださるお客様がいるのだと思います。
ぜひ、ランチ時間を外したとき、オリックス劇場の観劇前やマチネの後の早い夕食など、そんなときにPASTA+を思い出してもらえたら嬉しいです。